範馬刃牙を読みました。

この漫画を読んでいていつも思うのが、なんだかわからない説得力にいつも驚かされる、ということです。格闘漫画という設定の中で、ある意味現実社会を舞台としたストーリーにも関わらず、キャラたちが物理法則をことごとく覆していくさまがとても気持ちいい。しかし、それでは何でもありのつまらない漫画じゃないのと思われるかもしれませんが、そうではありません。ストーリーの中で起こる数々のことに関して、作者は一貫して「彼らの鍛え上げられた肉体によって成しえる所業であるという」具合に説明を残して、読者を引っ張っていきます。そこに一見矛盾していることが目の前に起きているのに、不思議な説得力で納得させられてしまう。そこの刃牙の世界観に、ハマってしまう人が多いみたいですね。