猫に噛まれた想い出

せっかくの休日なのに昼まで寝てしまった。後悔してしまう。
とりあえずビールとつまみを買ってきた。部屋でゴロゴロしていたほうが気が楽だ。
今年のクリスマスも今日みたいに一人で過ごすことになりそうだ。
気分を変えるためにカーテンをあけた。その時に気付いた。
アパートのベランダに設置してある洗濯機の上で、子猫が昼寝をしていたのだ。
ポカポカとした感じで気持ちよさそうに寝ていた。
ベランダのサッシを少し開けて頭をなでてみたら、すぐになついてきた。
部屋に入れてビールのつまみのサバの缶詰を食べさせたら、すごく喜んだ。
寂しかった私は嬉しくなって、しばらくは幸せな時間を過ごした。
その後酔っぱらった私は猫を風呂に入れようとしてしまったが、その時悲劇がおこった。
猫が本気で怒って私の手の指をおもいきり噛んだのだ。すごく痛かった。
翌日腫れあがってしまい、仕事中に病院に行った。おしりに破傷風の注射をうたれた。